老若男女幅広い世代に愛されている津軽三味線。
その演奏力や技術を披露し合う大会やコンクールは、日本各地でたくさん開催されています。
津軽三味線大会について、東京・大阪・青森・琵琶湖の地域別に紹介していきます!
東京での津軽三味線大会・開催場所・部門や賞は?
東京での大会は、「津軽三味線コンクール全国大会」です。
日本民謡協会が主催し、毎年4月の始め頃に行われます。
令和2年度は新型コロナの影響で9月に無観客で行われましたが、次回の予定は以下の通りです!
「第24回津軽三味線コンクール全国大会」
日時:2021年4月4日(日) 開場12:00・開演12:30
場所:大田区民ホール アプリコ (東京都大田区蒲田5-37-3)
主催:公益財団法人日本民謡協会
入場料:S指定席4000円・A指定席3500円
部門・賞:
独奏・少年少女・小学生の部:金賞・銀賞・審査員奨励賞・努力賞
独奏・少年少女・中学生の部:金賞・銀賞・審査員奨励賞・努力賞
独奏・一般の部:優勝・準優勝・審査員奨励賞・優秀賞
合奏・銀獅子部門、金獅子部門:優勝・準優勝
※部門・賞は前回のものです。変更になる可能性があります。
この大会の過去の受賞者は今もなお活躍する方ばかりで、若手奏者の登竜門と言えるでしょう。
現在プロ奏者の松橋礼香さんは、この大会で初の女性チャンピオンになりました。
前回に続き、次回も当日ライブ配信されるようなので、要チェックです!
津軽三味線大会大阪大会とは?
大阪での大会は、「全国津軽三味線コンクール 大阪大会」です。
例年2月下旬に箕面(みのお)市で開催され、前日には「青森県民謡コンクール」が行われます。
今年は2月27日・28日の予定でしたが、新型コロナの影響で残念ながら中止となってしまいました。
次回の予定はこちらです!
「全国津軽三味線コンクール 大阪大会」
日時:2022年3月6日(日)
場所:箕面市立メイプルホール 大ホール (大阪市箕面市箕面5丁目11番23号)
主催:青森県郷土芸能協会
部門・賞:
個人戦・壮年の部、寿年の部、一般女子の部、一般男子の部、少年少女の部、大賞の部(年齢性別不問)、唄付けの部
団体戦・合奏Aの部(五大民謡をテーマにしたオリジナル曲)、合奏Bの部(六段)
それぞれの部門で、優勝・準優勝、3位~5位、入賞が選ばれます!
本場青森ではたくさんの津軽三味線大会が!
津軽三味線の本場青森県では、数多くの大会が開催されています!
「津軽三味線世界大会」
以前は津軽三味線全国大会という名前でした。
次回は第39回になります!
日時:2021年5月3日・4日 開場午前9時・開演午前10時
場所:弘前市民会館 (弘前市下白銀町1-6)
主催:津軽三味線世界大会実行委員会
部門・賞:
ジュニアC級、ユースC級、シニアC級、ミドルC級、個人B級・A級、唄付伴奏B級・A級、団体戦
各部門参加者数の20%前後を表彰予定。
この大会では、現在津軽三味線奏者として活躍する上妻宏光さんが、20代の頃に2連覇しています!
「津軽三味線日本一決定戦」
こちらは津軽三味線奏者育成と伝統継承・発展のため、毎年5月ごろ開催されています。
残念ながら今年度は中止となりましたが、前回までの情報を紹介します!
場所:リンクステーションホール青森(青森市民会館) (青森市堤町1丁目4-1)
部門・賞:
日本一の部
個人・上級者男性の部、上級者女性の部、中級者の部、初級者の部、シニアの部、ジュニアの部
団体・りんごの部、ねぶたの部
日本一の部は日本一、準優勝、3~5位、青森市長賞、青森商工会議所会頭賞、審査員特別賞。
その他の部門は優勝、準優勝、3位、審査員特別賞。
日本一になるには審査で規定点数を越えなければならず、該当者がいない年もあります。
第二回には、盲目の三味線奏者・踊正太郎さんが日本一になっています。
この大会は入場無料となっており、日本一を目指す熱のこもった演奏を、無料で聴くことができます!
「津軽三味線全日本金木大会」
五所川原市金木町は、津軽三味線発祥の地です!
第32回大会が2020年5月、金木公民館大ホールで行われる予定でした。
こちらも中止となり、次回開催は未定です。
部門は個人、団体があり、小学生以下からシニアまで出場することができます。
過去には宮城県の有名な三味線奏者・柴田兄弟が、個人団体どちらでも優勝するなど結果を残しています!
「津軽三味線全日本ミドル・シニア黒石大会」
黒石市は、じょんがら節発祥の地として知られています。
この大会は、中高年の奏者が活躍できる機会を作り、津軽三味線を長く楽しく続けられるようにと開催されています。
次回の予定はこちらです!
日時:2021年12月5日(日)
場所:津軽伝承工芸館 多目的ホール(青森県黒石市)
部門・賞:
個人ミドルの部・入賞6名
個人シニアの部・入賞6名
団体の部・入賞3組
津軽三味線大会in琵琶湖とは?
「津軽三味線・津軽民謡全国大会inびわ湖」は、滋賀県大津市の琵琶湖の目の前にある会場で行われ、2020年に8回目を迎えました。
次回の予定は公表されていませんが、前回までの情報はこちらです!
「津軽三味線・津軽民謡全国大会 日本の真ん中フェスティバルinびわ湖」
場所:大津市民会館 大ホール (滋賀県大津市島ノ関14-1)
主催:NPO法人日本伝承芸能舞台芸術振興会・津軽三味線津軽民謡全国大会inびわ湖実行委員会
部門・賞:
1日目
津軽五大民謡部門、青森県民謡部門、少年少女部門、鯵ヶ沢甚句部門
津軽三味線甲子園部門、津軽三味線初級部門、唄付け(指定曲)部門
2日目
個人戦・少年少女部門、一般女子部門、一般男子部門、高年部門、日本一部門、唄付け(抽選曲)部門
団体戦・課題曲部門、独創曲部門
各部門、優勝1名(1組)、その他各賞多数。
この大会の注目ポイントは副賞で、賞金ではなく青森県特産品なんです。
そして、津軽三味線甲子園部門では、漫画「ましろのおと」作者による自筆サイン入り複製原画が贈られます!
ここで紹介したもの以外にも、津軽三味線の大会は全国各地で行われています。
ぜひ、感染対策をしながら、会場に足を運んでみてください♪