4月から放送が始まったアニメ「ましろのおと」。人気漫画のアニメ化ということと、津軽三味線の監修をあの吉田兄弟がするということで、放送前から話題になっていましたね。
実際に放送が始まった後、評価に変化はあったのでしょうか?第1話のあらすじを解説すると共に、世間の評判もご紹介します!
劇中に流れる「津軽三味線」についても調査しましたので、併せて最後まで読んでくださいね。曲や演奏者を知れば、ますます楽しめること間違いなしですよ♪
アニメ「ましろのおと」第1話あらすじと感想
育ての親だった祖父・松吾郎が死去し、故郷の青森を去る主人公・雪からスタートする第1話。
上京したその日にトラブルに巻き込まれたところを通りがかった女性ユナに助けられ、そのままユナの家に居候することとなります。
「自分の音をなくした」雪と、仕事にプライベートに色々な葛藤を抱えるユナ。第1話はそれぞれが今の自分を見つめ直し、再出発するまでのお話です。
お祖父ちゃんが死んだからといって、いきなりツテの無い東京にふらっと出てきてしまう雪・・・すごい度胸だなあというのが最初の感想ですね。本当にユナさんに出会えてよかった!
明るくて面倒見のいいお姉さんのユナさんにも、抱え込んだ思いや悩みはあるようで、それが原因で彼氏とも雪ともギクシャクしてしまうのが見てて辛かったですねー。・・・嘘です。彼氏はどうでもいいです。詳しくは書きませんが、こんな男にユナさんはもったいないと思ってずっと見てました 笑
まあ色々あって、ユナさんは心機一転頑張ることに&雪も(無理矢理)新たなスタートを切るのか!?というところで第1話はおしまい。なんですが、必見はユナさんと雪の別れ際のシーン!あんなことされたら高校生男子はえらいこっちゃだと思うのですが、雪はえらく落ち着いてましたね。大物ですね。
最後の最後に登場したあの人も、インパクトが大きすぎて早くも2話目が気になります!
アニメ「ましろのおと」第1話の登場曲は3曲
「ましろのおと」と言えば、津軽三味線にも注目が集まっています。第1話の劇中で流れた曲はこの3曲。
・春暁ー雪の祖父・松吾郎の即興曲。冒頭の雪の幼少期のシーンで流れていました。雪の心に、この曲が憧れと共に残っていることがよく分かるシーンでしたね。
・津軽よされ節ー雪が上京後、夜の河原で弾いていた曲がこちら。ユナの彼氏とのいざこざや東京の空気、色々な想いが交錯しているような、そんな演奏でした。
・津軽じょんがら節ーライブハウスで急遽前座として演奏することになった雪。その時に演奏したのが津軽じょんがら節です。聴いた人みんなが雪の実力を実感する、迫力の演奏!かっこよかったですね~!
津軽三味線に詳しくなくても思わず引き込まれる、魅力的な演奏!演奏シーンに結構な尺を取っていたと思うのですが、お話のテンポが悪くなることもなく効果的に使われていましたね♪
アニメ「ましろのおと」三味線の演奏はこの人!
さて、そんな印象的な津軽三味線の音色ですが、一体誰が演奏しているのか気になりますよね?
エンドクレジットによると、演奏者は葛西頼之さんと柴田雅人さん。どちらがどの曲を演奏しているのかまでは明かされていませんが、実力派のお二人、納得のキャスティングです!
お二方を知らない人のために、プロフィールもまとめましたのでどうぞ♪
出身地:青森県鯵ヶ沢町
経歴 :9歳で三味線を始め、18歳のときに「津軽三味線全国大会 in KOBE」で日本一を獲得、翌年大阪で開かれた「津軽三味線全国大会」でもチャンピオンに。2015年、「津軽三味線世界大会」のA級男性部門で優勝し、三連覇を達成。その後津軽三味線全国大会、世界大会において、全部門・全階級制覇を成し遂げている。現在は吉田兄弟の弟・健一さん率いる若手津軽三味線奏者ユニット「疾風(はやて)」のメンバーとしても活躍している。
出身地:宮城県
経歴 :9歳で民謡を始め、15歳の時に冨塚 孝氏に師事し津軽三味線を始める。津軽三味線を初めて2年で津軽三味線コンクール全国大会で優勝、その後も全国大会最高部門で13回の優勝を果たす。津軽三味線奏者として、史上最多優勝回数を誇る奏者。現在は国内だけでなく、海外でも活躍している。
若手と呼ばれる年齢のお二人ですが、その経歴はさすがの一言!これからの津軽三味線界を牽引していくお二人ですね。
また、アニメ「ましろのおと」に対してこんなコメントもされています♪
<葛西頼之 コメント>
地元津軽で生まれ育った者として、日本文化を牽引するアニメ作品に携わる事が出来て、大変嬉しく思います。多くの方々に津軽を周知して頂けると確信しておりますので、お楽しみに!<柴田雅人 コメント>
原作者 羅川真里茂先生と初めてお会いして、あのシーンの表現はあなたの事なんですと言っていただいてから9年。ましろのおとアニメ化で実際に津軽三味線の演奏で関わる事が出来て幸せです。
引用元:https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1617173077
「ましろのおと」が、津軽三味線奏者の方々にとっても大切な作品だということがよく分かるコメントです♪
アニメ「ましろのおと」第1話の評判は?
すでに放送が開始してしばらく経ちますが、第1話放送後の評判はどうだったのでしょう?
前評判が大きかっただけに、期待通りだったのかそうでもなかったのか・・・。第1話放送終了直後の世間の声を集めました!
#ましろのおと 1話
「この音とまれ!」な感じを期待していたが少し違うのか。だが1話目の掴みはよいね。
津軽三味線の力強い音色、その響きに惹かれる。一方で人間ドラマの方は女性作者(羅川真里茂氏)特有の感覚で描かれているな。その辺の雰囲気に好き嫌いがハッキリ出てくるかも。取り敢えず様子見。 pic.twitter.com/y2UfJFZVnN— ぐでたか (@tk_yama_s) April 2, 2021
『#ましろのおと』 1話
投資と見せて”依存”していた相手から、本当に胸打たれた人間に気持ちが移る様子を「ギター→三味線」ってどこか似た楽器を用いて強調するのが良かったです。
あと終盤の劇伴、最高だったわ。
てか逢田さんの純粋で優しいお姉さん役ええなあ、俺も誰かに飯作ってもらいたい。 pic.twitter.com/q3tQhUpJ2F— 蕩の豚箱 (@sasazuka_15) April 3, 2021
#ましろのおと 1話
三味線が紡ぐ複雑な人間模様
個人的に好きなジャンルが来てくれた
多少の駆け足感はありつつも雪の背景と天賦の才とを描いた掴みはバッチリ。登場人物も多いらしいしこれは期待できそう。原作漫画もパワーのある作品なのであとはどこまで”三味線”を描いていけるかだね。
期待of期待 pic.twitter.com/j2VN5NRYUD— てぃーなな (@tina_kansou) April 4, 2021
#ましろのおと 1話
これはかなり好感触。
多少急ぎ足ではあるが、田舎の閉塞感と都会での疎外感、そして他者との関わりから生まれる心の空洞の描きが良い。
何よりギターかと思いきや三味線、という状況下でも楽器の良さが存分に引き出された画の強さ・音響面に説得力がある。
視聴継続枠 pic.twitter.com/EVzgrcFZnT— カリーパン (@animekaripan) April 2, 2021
どうやら第一話で引き込まれた方がかなりいる模様!第2話、第3話への期待が伺えます!
まとめ
今回はアニメ「ましろのおと」の第1話について、津軽三味線の演奏も含めてまとめてみました。
お話はもちろん、演奏も本格的な本作品、見入っている間に毎回あっという間に1話が終わってしまいます。
見逃してしまった方も、動画配信サイトなどでの視聴が可能ですので是非見てみてくださいね!