民謡クルセイダーズをご存じでしょうか。日本民謡とラテンの融合を目指す10人組のバンドです。
最近、テレビ番組でも紹介されたこともあり、名前を聞いたことある!どんなバンドなのか気になる!という方も多いと思います。
民謡クルセイダーズは、2012年に、東京西部の福生在住で、米軍ハウス「バナナハウス」のギタリスト田中克海氏が、民謡歌手であるフレディ塚本氏と意気投合したことをきっかけに結成されました。
2015年のシングル「串本節」、2016年DEMO録音CD-R「民謡しなけりゃ意味ないね!! It Don’t MinYo A Thing(If It Ain’t Got That Bu-shi)」を経て、2017年にファーストアルバム「ECHOES OF JAPAN」発売しました。
その後も2018年シングル「炭坑節/with Clap! Clap! remix」、2019年UK Mais Um Discosより「ECHOES OF JAPAN」発売と、精力的に活動を続けています。
2015年から毎年CDを発売しているのですね。
音楽を聞いてみると、民謡の昔懐かしい感じと、ラテンのノリの良さが合わさって、なんとも心地よい曲になっています。フェスやお祭りなど自然の多いところ、夕焼けや太陽の下が似合いそうな音楽です。
そんな民謡クルセイダーズのメンバー、フレディ塚本氏のプロフィールやこでらんに~というユニット、ワークショップについてまとめました。
ボーカル・フレディ塚本氏のプロフィールは?
フレディ塚本氏は愛媛県出身。20歳のときジャズ歌手に憧れ上京し、ジャズのボーカルスクールに通っていました。しかしなかなか芽が出ません。
そんな中、22歳のときに偶然立ち寄った日本蕎麦屋のテレビで民謡「伊予万歳」を見ました。故郷の民謡に深く感動したフレディ塚本氏は、即座にジャズのスクールを辞め、民謡教室に通うことにしたのです。
すぐに行動に移すとは、民謡へ感動がとても大きかったのですね!しかも、その時点では民謡を聞いたことはほとんどなかったそうです。
その後民謡教室に20年ほど通い続け、発表会なども精力的に参加してきました。
そして、2011年、福生市でロカビリーをバックに民謡を歌ったりしていた頃、ギタリストの田中克海氏と偶然会い、意気投合し、民謡クルセイダーズを結成しました。
現在は民謡をラテンやエチオピアファンクなどさまざまなエスニックアレンジで歌って活躍しています。
こでらんに~とは?どういう意味なの?
「こでらんに~」は、フレディ塚本氏が参加するユニットの名前です。
こでらんに~では、津軽三味線奏者の秋山和久氏とユニットを組んでいます。
秋山和久氏は18歳から民謡三味線を始め、ライブやショーで活躍したり、フリーの津軽三味線講師として活動を続けている演奏家です。
こでらんに~って面白い言葉ですよね。沖縄の方言なのかな?と思いましたが違うようです。
こでらんに~とは福島弁で「たまらな~い」「最高~」という意味です。こでらんに~民謡を、みんなで一緒に楽しむスタイルでライヴ活動をしています。
こでらんに~は「森、虫、宇宙と民謡」というアルバムを2020年7月に発売しています。収録曲は次の通りです。
1.伊予万才 (愛媛)
2.多摩なげ節 (東京)
3.神長老林節 (福島)
4.道南口説節 (北海道)
5.常磐炭鉱節 (福島)
6.安曇節 (長野)
7.津軽じょんから節 (青森)
8.虎女さま (青森)
9.木山音頭 (愛媛)
10.野州木挽唄 (栃木)
11.津軽あいや節 (青森)
12.出雲崎おけさ (新潟)
フレディ塚本氏が民謡歌手になったきっかけの曲「「伊予万才」や、津軽三味線の地元の「津軽じょんがら節」、そして日本全国各地の民謡が収録されています!
歴史ある民謡が、フレディ塚本氏と津軽三味線奏者の秋山和久氏によってどのようなアレンジになっているのか気になりますね。ぜひ聞いてみたいです。
フレディ塚本氏のワークショップはあるの?
民謡クルセイダーズやこでらんに~で活躍しているフレディ塚本氏ですが、民謡のワークショップも開催しています。流派を問わず、民謡を楽しんでもらうためのワークショップとのことです。
会津磐梯山や炭坑節など有名な民謡を取り上げることが多く、民謡の初心者も楽しめる内容となっています。伴奏はこでらんに~の秋山和久氏が担当しているので、津軽三味線の演奏を聞いてみたい方にもおすすめのワークショップです。
現在、YouTubeにて過去のワークショップの様子を見ることができます。ご興味ある方は、「world kitchen BAOBAB」のチャンネルをぜひご覧ください。
まとめ
民謡クルセイダーズは、テレビ番組で出演者が「今いちばん気になるアーティスト」と紹介したこともあって、注目が高まっています。
民謡は、ちゃんと聞いたことはなくても、なんとなく知っていたり、幼いころ耳にしたことがあったりと、私たちの心に根付いている音楽ですよね。
そんな民謡と、他ジャンルの音楽を掛け合わせた民謡クルセイダーズは、これからも国内外で人気が高まっていくと思います。
津軽三味線など日本の伝統和楽器とのコラボレーションもとても楽しみですよね。そんな民謡クルセイダーズについて紹介しました(^^)